私は普段HHKBの英語配列を使っています。大学の研究室にあったものが英語配列のHHKBで、調教されてしまって今ではこのキーボードじゃないと文字が打てないほどです。
ただ、業務で使用している会社支給のラップトップPCは日本語配列にしています。これはテスト環境のVMなどが日本語配列レイアウトとなっており、困った時に日本語配列で入力できるようにするためです。
そうすると以下のような問題が発生します。
これまで、私は👆の問題を解決するために かえうち2 というマイコンアダプターを購入して使用していました。
ですが、ソフトウェア側でこの問題を解決できるツールがありましたのでその紹介になります。
導入
ULE4JIS/publish/Ule4Jis.exe at master · dezz/ULE4JIS · GitHub
Releasesとかではなく、普通に publish
フォルダにexeが配置されています。
exeをダブルクリックすると起動します。
使い方
起動しておくだけで問題ないです。 タスクエリアに常駐します。
調子が悪いなと思ったら「エミュレーター再起動」ボタンを押します。
ラップトップ本体のキーボードを使うなど、不要な時は「エミュレーター停止」を押します。また、「エミュレーター開始」で再開できます。
注意点
ULE4JISはとても便利で機能も単純なので私のニーズにマッチしてるのですが、最後のコミットが13年前*1としばらくメンテされていません。 2020年ごろにPRもありますが放置されています。
今の所私が知る限りでは使用上大きく困った不具合やセキュリティリスクのようなものは見つかってないですが、この点を留意して使用した方が良いかなと思います。
かえうち2との比較
それぞれ以下のようなメリット・デメリットがあります。 私は基本はULE4JISを使い、困ったらかえうち2を使おうと思います。
かえうち2
メリット
- 安定性が圧倒的に高い
- 多分直接電気信号を変えてるからかな?
- リモートデスクトップ接続先が日本語配列でも使用可能
デメリット
- 有線接続が必要
- お高い(本体19,800円+送料400円)
- 届くまでに時間がかかる(2〜3ヶ月くらいだったかな)
ULE4JIS
メリット
- 無線接続キーボードでも使用可能
- フリーソフト
デメリット
- 安定性が良くない
- 一応対策としてエミュレーター再起動ボタンがあるがそれでも安定しない時がある
- リモートデスクトップ接続先にもアプリを配置する必要がある
*1:2024年6月12日現在