Windows で sudo を実現する、「gsudo」の紹介

Linux に慣れている人は Windowssudo コマンドがないことに不満はないでしょうか?

私はあります。

例えば、 Windows のパッケージマネージャーの 1 つである Chocolatey でアプリをインストールするときに管理者権限じゃないとインストール出来なくて一々開きなおすとか...。

そんな不満を Twitter にぶちまけていたら神ツールを紹介してくれる人が現れました。

というわけで、Windowssudo コマンドを実現する gsudo というツールを紹介します。

github.com

導入

gsudo は scoop もしくは chocolatey からインストール可能です。

scoop*

PS> scoop install gsudo

chocolatey

PS> choco install gsudo
PS> refreshenv # パス反映のためのリフレッシュコマンド

また、パッケージマネージャーを利用していなくても、下記コマンドでマニュアルインストール出来ます。

PS> PowerShell -Command "Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -scope Process; iwr -useb https://raw.githubusercontent.com/gerardog/gsudo/master/installgsudo.ps1 | iex"

使い方

使い方はとてもシンプルで sudo コマンドとほぼ同じです。

以下のコマンドで新規ウィンドウを開くことなく、管理者権限に切り替えられます。

PS> gsudo

f:id:neko3cs:20200723154443p:plain

ただし、gsudoUAC のダイアログが表示されます。

これが、gsudo の由来かもしれません。(GUI sudo?)

f:id:neko3cs:20200723154527j:plain

また、管理者権限から抜けたい場合は以下のコマンドで抜けます。

PS> exit

f:id:neko3cs:20200723154728p:plain

当然ですが特定のコマンドに対してのみ gsudo を利用することも出来ます。

PS> gsudo choco install git # コマンド実行後に UAC が表示される

詳細な使い方は公式ドキュメントが丁寧なので分かりやすいです。

gerardog / gsudo - usage