Linux に慣れている人は Windows に sudo
コマンドがないことに不満はないでしょうか?
私はあります。
例えば、 Windows のパッケージマネージャーの 1 つである Chocolatey でアプリをインストールするときに管理者権限じゃないとインストール出来なくて一々開きなおすとか...。
そんな不満を Twitter にぶちまけていたら神ツールを紹介してくれる人が現れました。
何がいけないって windows に sudo コマンドがないのがいけないんだと思います。
— 𝓷𝓮𝓴𝓸 (@neko3cs) 2020年7月16日
あるけど、面倒くさすぎるでしょ。
Start-Process で管理者権限として別プロセスで実行しないといけない。
windowsの標準機能にsudoが加わるまではgsudoが良い感じです
— lu-anago (@lululu63499233) 2020年7月16日
Credentials Cache機能がとても便利https://t.co/LSOAiW2pa8
というわけで、Windows で sudo
コマンドを実現する gsudo
というツールを紹介します。
導入
gsudo
は scoop もしくは chocolatey からインストール可能です。
scoop*
PS> scoop install gsudo
chocolatey
PS> choco install gsudo PS> refreshenv # パス反映のためのリフレッシュコマンド
また、パッケージマネージャーを利用していなくても、下記コマンドでマニュアルインストール出来ます。
PS> PowerShell -Command "Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -scope Process; iwr -useb https://raw.githubusercontent.com/gerardog/gsudo/master/installgsudo.ps1 | iex"
使い方
使い方はとてもシンプルで sudo
コマンドとほぼ同じです。
以下のコマンドで新規ウィンドウを開くことなく、管理者権限に切り替えられます。
PS> gsudo
ただし、gsudo
は UAC のダイアログが表示されます。
これが、gsudo
の由来かもしれません。(GUI sudo?)
また、管理者権限から抜けたい場合は以下のコマンドで抜けます。
PS> exit
当然ですが特定のコマンドに対してのみ gsudo
を利用することも出来ます。
PS> gsudo choco install git # コマンド実行後に UAC が表示される
詳細な使い方は公式ドキュメントが丁寧なので分かりやすいです。